いや~この映画、本当にヴェルサイユ宮殿内で撮影されたシーンも
沢山あって映像が美しかったです!
音楽もロック調、オペラ調、バロック調がうまく混ざっていました。
遊びのシーンは、昔もあんな遊びしたんだな~って微笑ましくて、
とにかく出てくるスウィーツが全て美味しそうでした
ドレスの衣擦れの音とかも生生しくて、当時の貴族のしきたりが
よ~くわかる映画でした。
さてさて
~ネタばれ感想~
15歳で隣国とはいえ言葉も通じない国へ政略結婚。
両国の関係維持のために、必ずお世継ぎの
男の子を産まなければならないそのプレッシャー・・。
想像を絶します。(どこの国でもあることですが・・)
今でも昔堅気な家系ではあると思いますが、
子を産むマシンではありませんのでね~。
そしてやっと産まれた長男のフランソワは幼くして亡くなって・・
その子が本当に可愛いので泣けました。
(でも~あの肖像画・・もう少し可愛く描いて欲しかったな・・。)
そしてそして、途中でマリーアントワネットがちょっと微笑んだ時に
口元に牙みたいに見えた時があって気づいたのですが、
アントワネット役は『キルスティン・ダンスト』だったんです!(今頃・・)
「インタビューヴァンパイア」でルイ(ブラビ)に吸血鬼にされちゃう少女役だった子です。
とても印象に残っていたんですけど、大きくなりましたね~。
他にも、「ジュマンジ」←これ大好き、「若草物語」「スパイダーマン」にも出演しています。
すこし気が強い感じでしたが自然な演技で光りました。
あと、フェルゼン役の方はカルバンクラインやディオールのモデルをやっていた
ということで~かっこいくないわけないじゃん~男前でした
そして道ならぬ恋に走りつつも・・最後まで王妃としてつとめ、
威厳は失われなかったんでしょうね・・。
最後に思い出したのが、
ず~っと前のこと。
生前「宜保愛子」さんの特番があって、幽閉されていたバリのコンシェルジュリー
牢獄の前に行って、マリーアントワネットの霊と交信したんです。
そしたら彼女は、
「私は何もしていない、普通に過ごしていただけ、パンがなければお菓子(ケーキ・ブリオッシュ?)を食べればいいじゃないの、とは私は言っていない」と言っていた言葉。
真実かどうかは調べられませんけど・・、
(誰か覚えています?そうだ!!江原さん~・・・。)
その言葉の通りで、時代に翻弄され、象徴にされただけの・・悲劇の王妃様なのかも。
もちろん政治に関心がなかったのも罪なのかもしれませんが・・。
運命というには最後は可哀相だった気がしました。
ところで、デュバリー婦人のくだりや首飾り事件のジャンヌ(ラ・モット伯爵夫人)のくだりはなかったのは残念。
あの事件で国民の王妃に対する感情が爆発して、だました側のジャンヌや大司教に同情が
集まったんですよね・・。
それにロザリーもオスカルもアンドレも~・・出てきません。(当たり前~)
あの漫画は結構忠実に歴史に基づいて書かれていたのが
後になってよく分かったんですけど~。
そう!漫画「ヴェルサイユのバラ」!!大好きなんですよね
そこに行くのが昔からの夢で、社会人になってからやっと叶えられたのですが、
すっかり観光スポットになっててびっくり。
でも、その豪華さは300年ほど経ってもそのままで、当時の煌びやかさは失われていませんでした
門の前に着いただけで・・
この石畳に群集が押し寄せたのか~と大感動で、
わくわくどきどきしながら観光してきたのを思いだしました。
庭も散策できたのですが、狩を行った森までぜ~んぶ敷地でとても回れたものじゃなく、
マリーアントワネットの住んでいた「プチ・トリアノン」まではバスということで、行けずじまい。
また行きたい病が発生
お庭が”あのネズミの形”の場所に行きたい~